指回しトレーニング

サックスは、クラリネットやフルートと比べて合理的に設計された楽器なので、その他の木管楽器より運指が楽にできています。

日本人の多くは、小学校時代にソプラノリコーダーを学校で習った経験もあり、このソプラノリコーダーと運指が殆ど近似しているサックスに親近感を持つ人も少なくないでしょう。

という合理的な楽器であるが、演奏するのはやはり人。
サックスの運指で使用する指は、親指以外の指。

一般的に、人差し指と中指は機敏な指であるが、薬指、小指は神経が繋がっていることもあり、動きがどうしても連動してしまうクセがあります。

鬼門は薬指
例えば、
ミ→レ♯→レ→レ♯→ミ
ラ→ソ♯→ソ→ソ♯→ラ
と連続して吹いたとき、ストレスを感じてしまうものです。
この運指は薬指を中心とした動きであり、指が絡まった感覚がしてしまうのではないでしょうか。この薬指を独立して動かせるようにすれば、サックス演奏の機動性が相当増すこと間違いないでしょう。

楽器がなくてもできるトレーニング方法
以下は、五本の指を使うピアノの方に教わった薬指の運指の矯正トレーニングです。
サックス奏者でも有効なので、是非試してください。

用意するものは、棒状のものであれば何でもいいです。
例えば、ペットボトルなどは最適です。

写真で見てみましょう。

      左図:指を置いた状態             右図:薬指だけ持ち上げた状態

ポイントとしては、薬指だけをできる限り高く、できる限り早く持ち上げるのを繰り返すことです。始めは薬指だけを持ち上げるだけでも相当苦労すると思います。

応用として、中指と薬指、薬指と小指を交互に持ち上げる練習も有効です。

モノはペットボトルでなくとも机の上、鉛筆でも構いません。
これを、暇でどうしようもないときに是非やってみてください。
学生さんであれば、どうしようもなくクダラない授業中、会社人であれば、どうしようもなくクダラない会議中にレッツトライ!
満員電車でやると痴漢に間違われるので要注意です!



カテゴリー:practice

コメントを残す